ANIMAX MUSIX FALL 2010

横浜アリーナにて。15時開演、22時終演。(挨拶&プレゼント抽選を入れると22:20終演)
ご飯食べて終電で帰ったら1時帰宅ですことよ。そして、肩とふくらはぎにサロンパスを貼った!▼
いやー7時間のライヴなんて初めてです。というか、7時間だなんて予想だにしていなかった。始まる前には、「私は、期待も込めて“予定では4時間だけど、延長して4時間半になる”と予想する!」なんて言ってたんですけどね。つまり「現実的にはせいぜい3時間半くらいだろう」と考えていたのですよ。「昼から始まるライヴって珍し〜。終わりが早くなって嬉しいなあ。カラオケいけるんじゃない?」なーんて思っていたのよ!いやー。びっくりびっくり。でも、この時間であの内容のライヴならS席8500円もそれなりに妥当かなと思います。
疲れたけど、とても楽しかった!まさに「アニソンの祭典」でした。私は、こういう多数のグループによる合同ライヴって今回が初めてで、アニサマとかも行ったことないからすごーく勝手な想像なんだけど、今日のライヴは、途中の『アニソンカバーコーナー』があったからこそ、数あるアニソンライヴの中で群を抜いて面白かったのではないかと思います。私自身、あそこが一番テンション上がったし、会場全体もそんな雰囲気だった。あのコーナーがなければ、「ふーん。まあ、こんなもんかねー」っていう可もなく不可もない感想で終わってただろうけど、あったから「めちゃめちゃ疲れたー!7時間てなんやねんこんにゃろー!でも楽しかったから許す!」みたいな気分に今なれてます。
でもまぁ土曜日とかにやるべきだったろうになーとは思う。
ということで、感想をつらつらと。特筆することがない部分は省いています。セットリストはこちらを参考にさせてもらいました。

SCANDAL

始まる前に「トップバッター誰だと思う?」という話でふたりとも「May'n!」とか言ってました。二人ともボッシュート
しかしまぁいきなり『瞬間センチメンタル』ということでテンション上がりました。SCANDALならこの曲を聴きたい!と思っていたですよ。カラオケでもよく歌う、好きな曲です。あとの2曲は知りませんでした。3曲目の『KOSHI-TANTAN』は今度チェックしてカラオケで歌ってみたいなあと思った。

AKINO from bless4

あ・い・し・て・るーー!とか叫んで楽しかったです。2曲目は、なんだろう微妙に聴いたことあるんだけどわからん…と思ってたけど、オムナマグニ入ってるCDの曲だったのね。何故か持ってたわ、そういえば。
和太鼓とか宙返りとかやってた。MCで、AKINO「アニ」客「マックス!」ってのやらされたんだけど、唐突だったのと、リズムがちょっとよくわからなかったので私はぐだぐだな感じでした。

Lia

ABの映像出たー!天使ちゃんマジ天使ー!(←と、つい口にしてしまったら隣の人も同じことを言っていた。笑) アクエリオンの曲聴きながら、「アニメ映像が出ればもっと燃えるのになー!」とちょうど思ってたところだったのでナイスタイミング!うん、やはり燃えたよ!!しかも、いい感じにLiaさんの背景映像になってる場面とかあって。そして多分クライマックスシーンが流れてた。(私はAB全く見てない)いいねー!
もひとつは国家。こっちも組曲内でちょっとだけ聴いたことがある程度の認識なので、普通なテンションで聴いてました。

喜多修平

ペルソナ。サビはよく聴く曲なのでのりのりー!で、一曲歌った後に颯爽と去って行った!えええぇ、ちょ、それはないだろ!『一斉の声』とかめっちゃ聴きたかったんですけど!(今調べてみたらミラトレEDも歌ってんじゃん!めっちゃ聴きたかったんですけど!!)

LISP

やはりアニソン歌手の中に混じると「ああ、声優さんだなー」って感じに際立ちますね、歌声が。

玉置成実

主観だけど、第一部の中では一番盛り上がってた(サイリウムの使用率が一番高くて、一番会場が光に包まれて、一番明るくなってた)ような気がする。まあ、ここまでの曲の中では一番私に馴染みのある曲だったから、己のテンションが上がって勝手にそう感じただけかも。でも、土6全盛期の頃の作品・ガンダムSEED曲ってことで、割とアニメファンの中では普遍的に知られてる曲ではあると思うし。とにかく、とても盛り上がって楽しみました。
玉置さんはこの曲でデビューしたんだよね。歌、上手くなったんだなぁって感じがした。けど、あの荒削りな歌声を繰り返し聴いていた身としては、あっちはあっちで味があったよなーって風に感じてしまった。YUUKAの暁の車と同じ現象だな、これは。

ELISA

1曲目、なんだろう?と思っていたら「レールガンOVAの曲」と説明されて、わかるわけがねぇー!と思ったり(笑) 2曲目も、レールガンの2クール目の曲だったみたいで…私1クールまでしか見れんかったねん…。『Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-』を聴きたかったなあ〜。あれは良い曲。
で、彼女は歌も良かったのだが(高い声が綺麗に出るなーと。またアルバムとかチェックしたい)キャラクターが良すぎて(笑)。ほっちゃんのお約束みたいなことやらされたり、マジ天使だったり、面白すぎました。気に入った!
あと、神のみOP歌ってるんですってね!いやーあの曲は気になったからぐぐったりしてたんだけど、歌手が誰なのか結局わからずじまいで気になってたんだよー。しかも今日発売だなんて言われたら!欲しくなっちゃうじゃないのこの流れ的に!

GRANRODEO

きーやん!」って野太い声が飛び交ってました。なんでだ(笑) 私にとってはコルダの月森なんだけど。『君が望む永遠』で主人公やったのが男性にもウケたという話は知ってるけど…それとは別に普通にGRANRODEO的な谷山さんがアニキ的な感じで男性ファン付いてるのかなあ。謎だ。(まあ岩田光央さんも男性ウケするしなぁ)
全部ロック?パンク?な曲だなぁって感じで。1曲目がアンジェの曲だったことに驚きを隠せない今現在。

Kalafina

キター!上手の端:WAKANA、中央:KEIKO、下手の端:Hikaruといつもの並び順で登場。seventh heavenっぽい前奏が流れてきたからそれを歌うのかなーと思ったら、それはただの移動のためのBGMだったようで。
で、『oblivious』。うーん、前奏や間奏のアーアーアアーア〜♪(主にWAKANAが歌う奴)の音量が小さかったのが残念。ハモリもちょい微妙だったような。WAKANAも音外したりしてたしなあ。いや、この曲難しいんだろなーとは思う。だからこそ、これはこういう場ではチョイスせんほうがええんじゃないかと思うの…。うーん、この曲は満足のいく生歌を聴いたことがない。
『輝く空の静寂には』。これは上手くキマっていたのではないかと思います。この曲に限らず全体的にだけど、KEIKO、上手くなったよなあ…しみじみ…。別にもとが下手だったというわけでは全くないんだけど。言うなれば、始めの頃はやんちゃっ子だったのが、今は大人の落ち着きぶりを得た的な。歌声に深みが出てきて、すんごく安心できる、包み込むような、安定のアルト声になったよなぁと思う。名実ともに支えになった。どこかの瞬間の身振り(表情?)がなんかすごくてゾクッときたりもしたよ。
確か、一曲一曲の間にMCがあった。他アーティストさん達が常に巻き&シンプルに喋ってる中、割とのほほんと喋ってる彼女達を見てヒヤヒヤしてしまうわたくし。あああそんなに無邪気にサイリウムきれいー!とかやっててみなさんのヒンシュク買ったりしないかしらともう気が気じゃないわたくし(母親かい)。
最後は『光の旋律』。うん、1、2曲目を聞いてたぶん3曲目はこれだろうと思っていた。知名度的に。(あるとすればLacrimosaだったろうけど、これも、私が前回聴いた限りでは危うい感じだったからなあ、やめておくべきだろうって気がするの!) これも綺麗だったと思う。でも「空の音響け〜」部分のHikaruの声がマイク音量小さくて!折角の綺麗な三重唱が存分に響き渡らなくて勿体無かった。梶浦さんのブログのライナーノーツ思い出しながら聴いていました。「本当は誰にも聞こえないそんな音だった」でHikaruが手を客席にぐるっと差し伸べてたのが素敵だったなあ。間奏で手拍子しながらスキップで奥に引っ込んでいくさまはPVの再現のようでした。
うーん、kalafina(とその持ち歌)はこういうライヴ向きじゃないよなあ…。あと、CD聴いてるほうがいいなと思わせるところがやはり残念。だからどうしても単独ライヴ行こうって気にはなれないのよねぇ。…ごめん、なんか厳しくて。ちょー上から目線で。お前何様だと。…だってどうしてもFJライヴの完成度の高さを求めてしまうんだよーぅ・゚・(ノД`)
kalafina語りうざいな我ながら!!

ORIGA

梶浦曲の後に菅野曲きますかー!!
いや〜素晴らしかったです。ヨホホホ系な歌声大好きよ〜(なんじゃそりゃ)。つーか激しくEmily Bindigerの生歌聴きたくなったよ…!くう…!!
この時も映像が出ていました。しかし今見るとあのCGはなんとも…。FF8くらいな時代のニオイがしましたね。この時もABの時と同じく映像が背景になってその中で歌ってる感じで素敵だった。

中川翔子

しょこたんとてもよかったです。煽り上手だし、歌も良かった。水色の衣装を着ていたのですが、遠目には初音ミクっぽく見えた。なぜ。あと、自分でもよくわかんないけど、「セーラームーンみたい!」って思いました。最近セラミュが見たくてどうしようもなかったんだけど、その思いが、このしょこたんを見ることでちょっと解消されました。なぞ。だからつまりミュ版のセラムンぽかったってこと…なの、か?なにが?振り付けとか?(自問自答)
一応ちょっと知ってる鋼FAのと、オカルト学院がノリノリで聴けました。この時はじめてオカルト学院OPがしょこたんだったと知った。
しょこたんと共に大きな風船も登場。しかし私がいる辺りには全然こなくて残念。MC中に携帯の写真を撮ったり。ポーズは「キラッ☆」でした。「綺羅星★!」がくると思ったのに…!流石に話題が新しすぎたか。私達の右隣にいた人がタクト好きだったみたいでこっそり「綺羅星★!」って言ってたことに笑った。

KOTOKO

衣装がギャラクシアみたいだった…(←セラムン脳から脱してない)
知らない曲ばかりだったのですが、ノリノリの人は超ハイテンションだったので、コアな何かだったのでしょうか。MCもハイテンション!で、以降は「カバー特集ですよーでも私はリクエストが多くあったので自分の曲歌いますー」ってことで『ハヤテのごとく!』がきた!おおー!私にとってはKOTOKOさんといえばコレだー!だがしかし1期とか昔過ぎてあんまり覚えてなかった…。もひとつはシャナ。しかし私はシャナを見たことがない。
「釘宮作品メドレーだ」と、言われて気付いた。そういやそうだ。

休憩

物販にサイリウム買いに行ったら売り切れ。ざんねーん。トイレ行こうとしたら長蛇の列だったのであきらめる。

アニソンカバー

  • THE REAL FOLK BLUES(ORIGA×May'n)

うっわこれはよいカバー!いや正直ビバップ見てないし曲もはっきりとは知らないんだけど(1回くらいはED見たことあると思うけど)雰囲気でわかる!これはいい!てかビバップとかタイムリーすぎるって。しかも映像なんか出てきちゃうって。テンション上がるわー。

  • Beautiful World(May'n)
  • ラムのラブソング(LISP

このあたりは「座布団一枚!」的な。よく思いつくよなあ。アイマスのPとかもさー。でもMay'nの歌い方はちょっとこの曲には似合わないかな?とも思った。まあ宇多田さんによる宇多田さんのための曲過ぎるためでしょうが。
いやぁ、百歌声爛聴いてても思うけど、一世代前の超アニソン(キャラ名とかが思いっきり出てきたり、子供向けっぽいやつ)を声優さんがキャラ声っぽく歌うのって、すごくアリだよね。とてもよい化学変化を起こす。今回はそれに加え、「3人」と「3回繰り返しの歌詞」っていうのがあまりにマッチングし過ぎてて最高に良かった。コンセプト的にもあってるだろうし。

ハルヒはなんかもうキターーーー!!!って感じだった。May'nはエヴァの後にこれだったからもう、うおぉぉぉ!!またなんか最高な感じのがきたぜぇぇぇ!!みたいな。しかも映像出るし!嫌でもテンション上がりますってば。もう超ジャンピングですよ。Bメロの沈んでジャンプみたいなのにもさりげなく参加ですよ!いやぁ、いいね。学園祭を疑似体験できた感じがよかった。

林原ソングはテンション上がりすぎる!!イイ!!歌い終わると、「みんな、抱きしめて!世界の果てまで!」と台詞が入り星間飛行。選曲はベタだが(ちなみに玉置さんの残酷な天使のテーゼも誰かは歌うだろって感じでベタ曲だった)お約束というものは時には必要だ。うむ。ばっちり踊ってたしょこたんでした。バッチリ「キラッ☆」をやる客席でした。

この流れがもう神過ぎた…!!レイアースは盲点だったよ!!(セラムンはこないかな〜とか呟いてたんだけども)公式HPのインタビューでHikaruがレイアースの話をしていたのはフラグだったのか!こりゃ一本取られた!!いやー、前奏の四重奏はめちゃめちゃ綺麗だった…。映像も出るし、もともとノリのいい曲だし、私はドンピシャ世代だし、テンション上がりまくってやばかった。すみませんちょっとリアルに「ギャー!ギャー!」って叫んでましたすみません…!感情の発露が抑え切れなかった…!
曲が終わり、MCをはさんで(レイアースの原作の話からリナチャの話題になってました。付録がどうとか。WAKANAがなかよしでKEIKOがちゃおとか。いや、ちょっと君達、びみょーにそれはアニメの話題ではないと思うよ…!)ELISAさんだけはける。うお、kalafinaもう一曲くる…!とわくてかしたところで、なんと、曲は、あんなに一緒だったのに…!?!?いや、ちょっと言ってたんすよ。「暁の車こないかな〜。あ、あんなに一緒だったのにでもいいかも!後者はありそうじゃないか、かなり有名だし!誰か歌ってー」とか。しかし言ってはいたが歌う人は特に誰を想像してたわけでもなかったんすよ。ほんと誰でもよかったんすよ。それが、まさかの…!!まさかのぉ…!!
で、もう、冒頭のWAKANAが素晴らしすぎました。あまりの素晴らしさに衝撃を受けてリアルによろめいてしまった。口を押さえて「うわ、これはやばい、これはもうだめだ私」みたいなことになってました。(やばい人になっておる)だってもう素晴らしすぎた…!WAKANAが…!!悲劇的な歌声半端ないわぁ。石川さんが歌うのとはまた違う感じになるねえ。うわぁ。
本編も素晴らしい。てか、間奏のところでコーラスが入ってて、間奏が間奏になってなくて笑った。それでこそkalafina(笑)と、笑うと同時に、ここの部分原曲とはなんか違うよな?アレンジっぽいよな?と思ってたら、やはり梶浦さんが書き下ろしていたようで。うわーもうーたまらんなにそれ垂涎すぎますよって。あーーここは本気で映像化希望。
いやしかし冷静になってみると、せっかくのカバー企画だってのに梶浦曲から逃れられないkalafinaもそれはそれでどうよって感じではあるよな。
ケロロブレンパワード部分でトイレ休憩をする)

アニソンカバー(アコースティック)

皆さん着席してまったりお楽しみくださいとのこと。正直ありがたかった。この2曲の間の休息のお陰で、かなり回復したし。そのお陰で最後も思いっきりはじけられたし。

サイリウムがぼわ〜っと揺れてて、ELISAさんも「銀河みたい」とか言うから(ここで右隣の人がまた「銀河美少年」とか言ってた。笑)疲れてもいるせいか、ぼわ〜〜っと宇宙に浮かんでいるような心持ちになっていました。無重力状態。で、見下ろすと歌姫が「愛・おぼえていますか」を歌っているわけで、なんだか、あーマクロスの登場人物もこんな感じでこの歌を聴いていたのかなーとか考えちゃったりして。(マクロス見たことないから想像だけど。)
ていうか良い曲だなこれ…。私は娘々サーピスメドレーでこの曲を知って、正直「古臭い曲だなあ」って感想を抱いてたんですが、撤回します、すみません、めちゃめちゃいい歌です。クリスマスとかに聴きたいなオイ…。カラオケでも歌いたいなーランカver.覚えよう。
あと、「もう独りぼっちじゃない〜」ってこの歌の歌詞だったんですね。知らんかった。

文句なしにすごかった。もともと好きな曲で。しかも映像が流れて、さらに声まで出たよ!ちょっとまじかよすご過ぎる!テンション最高潮ですわ。座ってなんかいられないよー!

May'n

オオカミさんから始まり、シャングリ・ラ。(シャングリ・ラとかあったなあ…って感じ。AメロBメロでは何の曲かわからなくて、キミシニタモウコトナカレ〜ってところで主人公の映像と共に思い出したっていう)。全く知らない曲や、新曲を歌ったり、シメは射手座☆だったりとシメに相応しい盛りだくさんっぷりでしたが。
なにより、とにかく『ダイアモンドクレバス』が素晴らしかった。ああ、シェリルがいる…って思った。歌への気持ちの込め方がすごくって。ああでもこれが歌に想いを乗せるってことだよなー歌うってことだよなーって。あと唐突に、May'nていう歌姫が誕生して、それがシェリルっていうキャラの要素となって、よってマクロスFっていう作品ができて…よかったよなあ〜とか思ったりもして。(マクロスF見てないけど)
ダイアモンドクレパスって特別好きな曲でもなかったんですけど、今日生で聞いて一気に大好きになった。いやぁ、みんなが良い曲だっていう意味がわかったよ。やっぱり歌っている人の表情が見えるって良いねえ。歌は全身で歌うものだからやっぱ見るほうも全部みたいじゃないか。May'nはKAORI系だなあ、とか。KAORIにもこの曲歌ってみてほしいぜ…。
うーん、自分でも歌ってみたい…って思ったけど難しそうだ。


と、そんなこんなで。アニメソングがこんな風に沢山聞けるコンサート(ライヴ)って、いいなあ、って思いました。もっとこういう機会が沢山あればいいのにな。